DV抽選永住権
DV抽選永住権プログラムとは
移民分散化プログラム(Diversity Immigrants Visa Program)通称DVプログラムと言います。
移民分散化プログラムとは、過去に移民ビザの発給が少ない国を限定して、 抽選にて計50,000件の移民ビザの割当を行うプログラムを言います。
米国国務省が指定する特定の期間中に申請書を提出した応募者の中から、 K.C.センター(Kentucky Consular
Center)のコンピューターにより無作為に抽出する抽選方法をとっております。
抽選は世界を6つの地域に分けた上で、過去5年間において移民ビザの発給が少ない国の国民を対象に、行われます。6つの地域とは、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北米、南米とオセアニアです。
DV抽選永住権における基本応募要項
(A) 応募資格:
- 応募者本人が日本または指定国で生まれた方
- または、配偶者が日本または指定国で生まれた方
- または、両親が日本または指定国で生まれた方
- 上記(1)(2)(3)の何れかに当てはまり、高校卒業以上の学歴がある方、もしくは2年以上の職業訓練、または経験を最低2年間必要とする職業に過去5年間において2年間以上就いた方。
次の国が指定国となっておりません。
ブラジル、カナダ、中国(本土)、韓国、フィリピン、ベトナム、インド、パキスタン、コロンビア、ドミニカ、 ハイチ、ジャマイカ、メキシコ、エルサルバドル、バングラディッシュ、ナイジェリア、ホンジュラス
応募方法 :
- 応募は1人1通です。1人で複数の応募を行った場合は失格となりますのでご注意下さい。
- 当事務所は、当選後の永住権申請サポートは行っておりますが、登録代行は行っておりません。
- 応募登録は、在日アメリカ大使館の情報を基にご自身で行うことができます。
過去の日本人当選者数
| 年度 | 当選者数 | 年度 | 当選者数 | 年度 | 当選者数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1991年度 | 6,413件 | 2003年度 | 1,291件 | 2015年度 | 302件 |
| 1992年度 | 970件 | 2004年度 | 373件 | 2016年度 | 204件 |
| 1993年度 | 1,084件 | 2005年度 | 336件 | 2017年度 | 263件 |
| 1994年度 | 279件 | 2006年度 | 333件 | 2018年度 | 376件 |
| 1995年度 | 358件 | 2007年度 | 382件 | 2019年度 | 333件 |
| 1996年度 | 428件 | 2008年度 | 320件 | 2020年度 | 532件 |
| 1997年度 | 440件 | 2009年度 | 302件 | 2021年度 | 510件 |
| 1998年度 | 448件 | 2010年度 | 298件 | 2022年度 | 194件 |
| 1999年度 | 367件 | 2011年度 | 435件 | 2023年度 | 200件 |
| 2000年度 | 408件 | 2012年度 | 440件 | 2024年度 | 149件 |
| 2001年度 | 637件 | 2013年度 | 861件 | - | - |
| 2002年度 | 890件 | 2014年度 | 636件 | - | - |
初回の1991年度においては多数の日本人が当選をしました。
これは米国務省も初回であったことで経験もなく、1人1通の応募規定を盛り込まなかったためです。
それにより多数の日本人応募者が複数の申請書を提出したため、数年分の当選者がでました。
次年度からは、1人1通の応募規定が盛り込まれ日本人の当選者数が激減してしまい、
1994年度には279件と最低の記録となりましたが、1996年度からは徐々に増加し、2003年度では1291件の当選者が出ました。
指定国の国民に対して計50,000件の移民ビザの割当を行いますが、 K.C.センターでは当選者の申請書類の不備等による不適格者が多数でることを予想して、
2002年度から約10万人の当選者を抽出する仕組みに変わりました。
当選後、KCセンターおよびアメリカ大使館で永住権本申請を行うことができますが、発給数が50,000件に達した時点で、本申請の受付が終了となりますので、
当選された場合は早急に手続きを行うことが重要です。
2024年度においては、世界中から19,927,656件の応募がありました。
その中から日本人当選数は149件でした。