アメリカビザ種類と解説
卓越能力者ビザ(O)
1.卓越能力者ビザ(O-1)
- 対象
- 科学、芸術、教育、ビジネス、スポーツの分野で卓越した能力を持っている方
- 映画やTVにおいて卓越した業績を上げた方
- ビザの有効期限
米国で予定している仕事内容によって異なるが、最大で3年間。
その後、1年単位での滞在延長の申請が可能です。 - その他
- 家族(配偶者および21歳未満の未婚の子供)は、O-3ビザが申請出来ます。
- アメリカの雇用スポンサーの協力が必要となります。
- ビザ申請は雇用開始の90日前から可能。
- 米国入国は就業開始の10日前からのみ可能。
2.同行者ビザ(O-2)
- 対象
- 特定のイベントの遂行に必要不可欠であり、米国に存在しない技能・経験のある方
- O-1ビザ取得者に同行する方
- ビザの有効期限
米国で予定している仕事内容によって異なるが、最大で3年間。
その後、1年単位での滞在延長の申請が可能です。 - その他
- 米国で予定している仕事内容によって異なるが、最大で3年間。 その後、1年単位での滞在延長の申請が可能です。
- アメリカの雇用スポンサーの協力が必要となります
- ビザ申請は雇用開始の90日前から可能。
米国入国は就業開始の10日前からのみ可能。
3.Oビザに関する現状
O-1ビザは例えば、アーティストが全米ツアーを行う場合や有名な科学者がアメリカでリサーチに参加する場合、俳優や作家がハリウッドの映画製作に参加する場合等に使われます。Oビザの卓越した能力とは、その分野において、ノーベル賞のような国際的に認知度の高い賞を受賞している等、「国際的なレベルで活躍されている方」が対象となります。
O-1ビザに該当する場合、手続きは先ず米国企業がスポンサーとなり、米国移民局に請願書を提出します。 移民局の審査は通常60-90日ですが、Premium Processing
Service(追加政府費用必要) を使用すると15日以内で結果がでます。
請願が認可され次第、申請者は在日米国大使館/領事館の面接予約をとり、申請書類と内容に不備がなければ、通常大使館での面接から、およそ1-2週間でビザが発給されます。
4.ビザ申請に必要な書類
O ビザの申請には、下記の提出が必要です。
※英語以外の書類には翻訳が必要です。
- オンライン申請書DS-160フォーム
- 米国での滞在予定期間に加えて6か月以上の残存有効期間があるパスポート
- 2 インチ x 2 インチ (5cmx5cm) の写真1枚
- 面接予約確認書
- I-797請願書許可通知、I-129請願書、および雇用証明
- 大学の学位を含む仕事に必要な資格の証明
- 申請者の職位や関わったプロジェクト、勤務年数などを詳述した雇用主からの書簡
上記は2024年6月時点での情報です。
必要書類は随時変更される場合がございますので、申請時には最新情報を必ずご確認ください。
日本国籍以外の方
- 外国人登録証および在留カードのコピー:登録証の両面
- 家族のパスポート:同行するか否かにかかわらず、また家族がビザ申請をしない場合も必要
同行家族のいる申請者
- 配偶者や子どもとの関係を証明するもの (婚姻証明および出生証明など)
- I-797請願書許可通知のコピー
領事は各申請者の具体的な意志、家族の状況、自国での長期的な展望や将来の見込みなどを含めて様々な角度から検討します。
各事例が個々に審査されますので、補足書類は個人の背景や状況によって異なります。
重要: 決して不正な書類を提出しないでください。
*虚偽記載もしくは不実記載をされると、ビザ申請資格を永久に失うことになります。
*英語以外の書類には翻訳が必要です。
5.ビザ申請サービス案内
卓越能力者ビザ(O)取得の可能性を調査・診断いたします
弁護士がご状況を総合的に分析し、アメリカビザ・永住権取得や入国に関する個別の課題や可能性を明確にした上で、取得可能性の高いビザの種類の提案や申請における注意点などをアドバイス致します。
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